Africa想い出部屋

ロッジ編-1

某有名テント・キャンプにて

ケニャの某テント・キャンプでのこと。

外国の人は、お白湯を飲む習慣がないとは聞いていたが、たぶんそのせいだろう、こんな事があった。

体調不良だったのか、ツアーのメンバーの女性が一人、ディナーの時、お薬を飲むためのお湯を所望した。彼女自身が英語で頼んだのか、ガイドが頼んだのか定かではないが、ともかく頼んだ。
私はそのとき体調が悪く食欲もなく、食べずにテントに戻ってしまっていた。

さて時間が過ぎ、ルーム・メイトが食事を終えてテントに戻ってきた。親切にもガイドは「少しでも食べた方がいいですよ」と、彼女と一緒に食事のお盆を運んできてくれていた。そのとき彼女が手にしていたのは、小さな氷枕のようなものだったのだが、なんとそれは湯たんぽだった。

お湯が欲しいと頼まれたウェイターは、女性メンバーの数だけ、湯たんぽを用意してくれたそうである。むろんお薬を飲むためのお湯は、もう一度頼みなおしたそうである。


某高級ロッジにて

ケニャの某高級ロッジにて。

ツアーの女性メンバーが仲良しになれて、いつも一つのテーブルを囲むようになってきた頃のこと。

ウェイターが朝食の飲み物のオーダーをとりに来た。紅茶の人が何人かとコーヒーのひとが4人だった。
コーヒー4つは、スワヒリ語では Kahawa nne」 と言う。
そこでこの発音なのだが、カハワは問題なしだが、4 にあたる nne が人によっては「イネ」と発音するのだ。

「カハワ・イネ」と復唱するウェイターに、「そうです、お願いします」と答えている私の側で、女性軍がなにやら喜んでいる。

なんと彼女たち、カハワ・イネを 「可愛いね」 と聞いて、勝手に喜んでいるのだ。
ウェイターと女性軍の両方に訳を話して大笑いして、一件落着かと思ったら、なんと彼女たち、それから先ずっと必ずコーヒーを4つ頼んで、「可愛いね」って言ってもらっておりました。
まぁ、暗示にかけると綺麗になれるかもしれないけれどね。

ついでに言っておきますと、そのときのメンバー、かなりいけてました、はい!