Africa想い出部屋

Kachumbari (カチュンバリ)

アフリカ・インド風サラダ

東アフリカの食べ物には、インドの影響を受けたものも多いです。
カチュンバリもその一つです。

タンザニアのバーでニャマ・ヤ・クチョマ(焼き肉)を食べるとき、あるいはどなたかのお家に招かれたとき、必ずと言っていいほどカチュンバリが供されます。

カチュンバリ (アフリカ・インド風サラダ)

材料; 唐辛子 大きいもの 1 (日本人向けにはシシトウ又はピーマン)
ライム 又はレモン 1/2
タマネギ 大きいもの 1/2
トマト 2
塩 適量
粉唐辛子 適量
作り方; タマネギは薄切りにする。
トマトは薄い輪切り、又は縦に千切りにする。
唐辛子はみじん切りにする。(シシトウの場合は小口に、ピーマンなら千切り)
ライム又はレモンは搾って、塩、粉唐辛子をあわせておく。
以上すべての材料を混ぜ合わせてできあがり。
トピック; 好みでキャベツを入れてもよい。
ホテルなどではキュウリが入ることもあるが、普通の家庭ではあまり好まれていないようだった。
トマトは、混ぜ合わせずに飾りとしてもよい。

カチュンバリ嫌いの独り言

私は子供の頃からの野菜嫌いです。特にトマトとキュウリはダメでした。
過去形になっているのは、キュウリは一時期だけ克服していたからですが、今はまた食べられなくなっています。(でも、トマトは私のレシピのほとんどで使います。)

初めてタンザニアへ行ったとき、夫に連れられていったバーで、美味しい焼き肉を食べましたが、そこに添えられたトマトが一杯のサラダに大弱り。それは、サラダというよりトマトそのものに、私には見えました。

このカチュンバリは、インド起源のサラダで、西洋風のサラダと違い、ドレッシングに油を使いません。レモンかライムの絞り汁にお塩と唐辛子の粉だけという、さっぱりタイプです。我が家で作るときには、トマトは飾りにします。タマネギとピーマンだけなら、私にも食べられますから。

こんな風にさっぱりしたサラダですから、お肉を食べるときには口直しになり、みんな好んで食べますが、ピラウや、その他のお料理にもほとんどの場合添えられます。それも、ご飯や他のお料理と混ぜてしまったりします。つまり、自分のお皿の中で、混ぜ合わせるのです。
初めにこの食べ方を見たとき、せっかくのお料理の味が混ぜ合わさってしまうのではと思いましたが、まねてみたらこれが美味しいのです。特にピラウに混ぜながら食べると絶品です。

このレシピは、タンザニアで食べていたものですが、ケニャのカチュンバリはちょっと違うようです。ケニャのレシピ本には、これと同じものが紹介されていますが、私が知っている人たちの中では、カチュンバリというのは、トマトとタマネギを細かくみじん切りにして、唐辛子と混ぜ合わせた、お肉などを食べるときのソースのようなものをさす人が多いようです。ケニャもタンザニアもインド人が多く、同じようなものを食べているはずなのに、この違いはなんだろうと思っています。
もしかすると、私のまわりのケニャ人だけの現象かもしれませんが、、、。