Chai (チャイ)、Kahawa (カハワ)
何はともあれお茶とコーヒー
東アフリカの人はお茶好きが多いように思います。
私のような大の紅茶好きをからかう mlevi wa chai という言葉もあるほどです。
これは、お茶の酔っぱらい という意味です。
(酔わないけれど・・・、私)
チャイ・ヤ・ランギ (ストレート・ティー)
材料; | 紅茶の葉 大さじ1杯 水 800cc 砂糖 適量 |
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作り方; | お湯が沸騰したら、紅茶の葉を入れ、2・3分煮出す。 |
チャイ・ヤ・マズィワ (ミルク・ティー)
材料; | 紅茶の葉 大さじ2杯 水 800cc ミルク 600cc (水とミルクの割合は好みで) 砂糖 適量 |
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作り方; | お湯が沸騰したら、紅茶の葉とミルクを入れる。 再度沸騰直前に火を止める。 |
チャイ・ヤ・ニュンバーニ (我が家風のチャイ)
材料; | 紅茶の葉 大さじ2杯 水 800cc ミルク 600cc (水とミルクの割合は好みで) シナモン 又はジンジャー(パウダーでもフレッシュでも) 適量 砂糖 適量 |
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作り方; | お湯が沸騰したら、紅茶の葉とスパイス、ミルクを入れる。 再度沸騰直前に火を止める。 |
モンバサ風カハワ (モンバサ風コーヒー)
材料; | 皮付きのままのカルダモン 3粒 シナモンスティック 2本 クローブ 4粒 水 400cc コーヒー豆(挽いたもの) 小さじ5杯 |
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作り方; | 水にスパイス全量を入れ、約10分ほど煮出す。 コーヒー豆を足し、さらに5分ほど煮る。 茶こし等で漉さずにこのままポットに移す。 コーヒー豆が底に落ち着くのを待って、つぎわける。 |
ソマリア風チャイ
材料; | 皮付きのままのカルダモン 1粒 シナモンスティック 1本 クローブ 1粒 水 400cc ミルク 500cc 紅茶の葉 小さじ2杯 砂糖 |
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作り方; | 水に紅茶の葉とスパイス全量を入れ、2・3分沸騰さす。 ミルクを足してもう一度沸騰させる。 茶こしで漉してポットに移す。 |
マサラ・チャイ (インド風スパイス・ティー)
材料; | 紅茶の葉 大さじ2杯 水 800cc ミルク 600cc (水とミルクの割合は好みで) チャイ・マサラ(紅茶用ミックス・スパイス) 適量 砂糖 適量 |
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作り方; | お湯が沸騰したら、紅茶の葉とスパイス、ミルクを入れる。 再度沸騰直前に火を止める。 |
チャイ好きの独り言
お砂糖は、ポットに入れてしまうのがどちらかというと本来の東アフリカ風なのかなと思います。田舎に行けばいくほど、必ずと言うほど、たっぷりのお砂糖がすでに入ったチャイを振る舞われました。都会の、それもある程度以上の暮らし向きのお家では、ほとんどの場合お砂糖は別に出されましたが、、、。
朝食は、チャイだけというお家も多いようです。
それにマーンダズィと呼ばれる揚げパンやチャパティを添えて朝御飯にします。紅茶に入ったミルクとたっぷりのお砂糖が、1日のエネルギー源かもしれません。
日本では、お客に対して愛想のないことを「お茶も出さない」と評しますが、東アフリカでも同じ言い方をするようです。今は冷たい物を出す方が喜ばれるのか「ビールがいい、ソーダ(コーラなどの炭酸飲料)がいい?」と聞かれる事が多いですが、それでも、一般庶民のお家では、やはり紅茶がおもてなしの基本のようです。
スパイスを入れたチャイは、海岸に近いほど、好まれるようです。ショウガは風邪のお薬だといいますが、ケニャやタンザニアでも、風邪を引いた人に、普段よりももっとお砂糖がたくさんはいったチャイ・ヤ・タンガウィズィ(ジンジャー・ティー)を勧めるようでした。
日本でチャイを入れるとき、よく使う紅茶の葉は「神戸紅茶 No.18」です。これは、インドとケニャの葉のブレンドということです。ケニャからの研修生が我が家に遊びに来たとき、この葉を使ったジンジャー入りのチャイをお出ししたら「これケニャの?
ケニャのチャイの味がする。モンバサを思い出す」と言ってとても喜んでくれました。