機内編
某アフリカ系エアーにて 1

セイシェルズから、某アフリカ系エアーでナイロビに向かったときのこと。
その便は、ナイロビからセイシェルズのマヘに来て、折り返しナイロビへ向かう予定であった。
だが、ナイロビを出た時すでに、マヘ出発予定時間を過ぎていたということで、相当の遅れではあったが、無事マヘ空港を離陸、モンバサ経由ナイロビへと向かった。
ツアーではあったが一人参加のため、まだ話し相手もないまま、早くナイロビに着かないかなぁと、真っ暗なインド洋を眺めおろしていたときのことである。機長からのアナウンスがあった。
「ご承知のようにこの便は相当遅れています。モンバサで降りたい人が何人いるか確認したいと思いますので、これから乗務員がまわりますから、ご希望の方はお申し出ください」
これだけでもアッと言うのだが、、、。アフリカ女性特有の優雅な(つまりはまったく急がない)身のこなしで、客室乗務員が通路を一往復し、操縦室に消えて、、、オー、マイ・ガッ!
「こちら機長です。 モンバサで降りたい人が少ないので、当機はこのまま最終目的地ナイロビに向かいます。ご協力感謝します」
某アフリカ系エアーにて 2
ムンバイからナイロビへ、某アフリカ系エアーで飛んだときのこと。
ビジネスが取れなくて、生まれて初めてファーストに乗った。
フル・フラット・シートではないものの、なかなか快適そうである。そうこうするうちアメニティー・グッズを配りはじめた。私のところに持ってきた乗務員曰く。
「女性用のが足りないから、あなたにはこれをあげます」
そう、彼女は私に男性用のキットを差し出したのだ。
隣に座ったインド人と思わず笑ってしまいました。