Africa想い出部屋

1999年8月4日~9月14日-Kenya! Safari Kenya!!

8月4日 WED
14:00前に自宅出発。台風の影響か、雲が多いがまずは晴れ。
眞ちゃん達、前泊をやめて明日の朝に成田へ行くそうだが、忙しいだろうなぁ。
神鉄の冷房が効きすぎていたせいか、妙に体がだるくなってしまった。シャワーして、カシスでも飲んで寝ようか。どうせ飛行機の中では熟睡できないんだから、少しでも寝ておかなくっちゃ。
8月5日 THU
5:30起床。曇天。シャワーを済ませ朝食。でも食欲がない。夕べ眠れなかったせいかなぁ。廊下で子供達がはしゃいで、うるさかった。とうとうレセプションにクレーム。そのうち静かになった。
それにしても雲が多い。揺れるかもしれない。ホテルでチェック・インできると思っていたのに、昨日たずねたら、国際線は出来なくなったということで、さぁ、この膨大な荷物をどうしよう。機内持ち込み用のキャリー、背負えるタイプにしていて良かった。小雨混じりだったが、どうにか濡れずに空港ビルに入れた。
チェック・イン終了。荷物は全部で38.4キロ。機内用のキャリーもすれば、幾らになるんだろう、、、。フーッ!! という重さだった。
クラブANAのラウンジはよく空いてる。HKG行きは空いてるのかなぁ。
15分ほど遅れてチューブから離れた。まぁ、HKGで時間があるから良いけれど。向こう、28度曇りだって。暑いだろうなぁ。実際の離陸は10:50を過ぎていた。途中、ちょっと揺れたが大したこともなく、なかなか快適。アテンダントも感じのいい人で、食後お手洗いに立ったら、ちょっとお待ちくださいと言って中をサッと整えてくれた。さすがに日本人が多いから、いつものCXのようには中が汚れてはいない。機長のアナウンスによると、HKG、ほぼ定刻に到着できそう。眞ちゃん達もうまくいっているのかなぁ?
セキュリティーを通り、出発ロビーへ向かうエスカレーターに乗ろうとした時、外は土砂降りの雨。みどちゃん達、雨具の用意をしているんだろうか。せっかくの香港1Dayトリップなのに。何となく眞ちゃん達を探すが見あたらない。みどちゃん達はまだだと思うから、CXのラウンジでひとまずゆっくりすることにする。
ほんの少々の遅れでHKGを出発。荷物をロッカーに入れる入れないで一悶着あったが、それ以外は順調。機内食は相変わらずオードブルのみ。でも、ANAのもCXのも、オードブル美味しかった。CXのフルーツとケーキも良かった。
トイレット・キットがまた新しいデザインのポーチに変わっていた。前のより今度の方が好き。まわりに日本人乗客がいなかったから、日本人アテンダントに頼んで、男性用のキットを貰った。P-さんにあげようかなぁ、それとも自分でポーチ使おうかなぁ。ダーク・グリーンで素敵。
さっき様子を見に行ったら、みどちゃん姉妹はバク睡中だった。眞ちゃんやmariさんと、ひとしきり話していたのに、それでも起きない幸せなやつ。
あと3時間ほど。結構しんどい。神鉄の冷房のせいで体調を崩してしまったから、よけいしんどい。ナイロビについて陽にあたれば治るだろうと思うけれど。
18:15,夕日がすごく綺麗。KIXもHKGもお天気が良くなかったけれど、そして途中もずっと雲が多かったけれど、今はとても綺麗な夕日。明日は晴れるかなぁ? って、明日、私は他の国!
軽食に湯麺がでた。エビと椎茸と、細切り牛肉と春菊のような葉物。チリ・ソースを入れてピリッとさせて食べると、美味しかった。ほとんど全部食べた。軽食とはいえ、機内食1食分、全部食べたなんて初めてかもしれない。そのあとアール・グレイをもらったので満足マンゾク。あと1時間ほどでドュバイだ。
定刻前にドュバイ到着。ミール・クーポンをもらって8時間をつぶす。でも、一人じゃないから大丈夫。
8月6日 FRI
2:30頃、ボーディング・パスをもらう。席は1Aになっている。1Kをリクエストしてたのに。それにしても寒い。鼻がぐすんぐすん。冷房の効かせ過ぎだよ。
ブルガリのブラックを買っただけだったが、DXBのデューティ・フリーは改装されてて面食らった。レストランでチキン&チップスを食べて、なんやかんやで時間をつぶして8時間が過ぎ、いよいよKQへ。
KQの中はいつも通り順調。でも今度はコーヒーのプレゼントがなかったなぁ。
ナイロビ到着。PPT・コンのおじさんは優しい人だった。滞在期間7週間といったら、3ヶ月あげるからゆっくりして行きなさいって。お金が残っていたらそうしますって答えて、通過。
BAが遅れて着いたようで、すごい人でびっくり。これだといつ荷物がでるかと思ったが、案外速く出てくれた。5人で8個の大荷物、数は多かったがカスタムも簡単に通過。彼女、キクユだったので「オカ・ハハ」が結構受けた。
P-さんと再会。ライノからはマーガレットが来てくれていた。ドライバーはキマニ。これはラッキーなサファリの予感。今回もドライバーはP-さん任せにしていたが、任せておいて良かった。ンゴング・ヒルを右に見ながら走っていると、もうガゼルやシマウマがでてきて、女の子達は大喜び。P-さんやキマニは「ビギナーズだからね」と大笑い。
ナマンガで休憩。女性軍は早速ショッピング開始。ちょっとピッチが速すぎません?
本日の特筆;眞ちゃんが、夕方のサファリで右のコンタクトを落とした。車の中を探し回ったけれど、なかった。でもこれで、今回のサファリの厄落とし。あとは楽しいサファリがあるのみ。
初めてのオルトゥカイはなかなかGOOD。これで日本人Gと逢わなければ良かったのに。
8月7日 SAT
眞ちゃんが、朝のサファリで撮った写真をHPにアップするというので、私の写真は顔じゃなくボディーにモザイクしてもらった。ハハハ!
アンボセリは、湿地化が進んでいるのと最近の雨とで、場所によっては水浸し状態。
チータが見れたが、遠くて絵にならなかった。ゾウが、前回に比べると極端に少ないのが印象的だった。どこにいったんだろう・・・。雨のせいか、アンボセリにしては緑が濃くて綺麗だったが、動物の数が少ない。
オブ・ヒルで、よそのグループのドライバーから、例の日本人のプレートのいわれを尋ねられた。でもごめんね、私も詳しいこと知らないの。
みんな、カバやライオンも見られて幸せ状態でアンボセリでのゲーム・ドライブを終了、眠りにつく。それにしても良いロッジだ。特に、蚊帳が豪華さを増してくれて、お嬢さん達は大喜び。でも、山が見れなかったのが残念。明日、見れますように。
8月8日 SUN
朝出発前、キリマンジャロが見えた! 良かった、せっかく来てるのに山が見えなかったら、老師の2代目になる。
お昼はCarnivoreで。美味しかったけれど、猫がでてきて最悪。どこでもそうだけれど、お肉のあるところって、猫がいるから嫌い。眞ちゃんなんか、私が嫌いなの知ってて写真撮ってるの。やなやつ。(^o^)ハハハ
その後ジラフ・センターへ行ったら、フェイス・ペインティングをやってて、お嬢さん達3人とも書いてもらって、大喜び。日本じゃ出来ないことをするのは良いことだ。それからカレン・ミュージアムへ。でもここはどうってことない。だいたい私はカレンが好きじゃないから。
宿泊は新装成ったスタンレー。お部屋は綺麗。こんな事なら最終日もここにするんだったのに。ところが、ディナーがいけない。ソーン・ツリーでなんて、許せない。朝食は良いけれど、夕食がここではダメ。ソーン・ツリーのマネジャーにクレームを付けたが、ほかのレストランはもう閉まってしまったという。仕方なく、デューティ・マネジャーに交渉。結局、プール・サイド・バーに特別にテーブルを用意してもらってのディナー。雰囲気はいいし、料理は美味しいし、姫達は大喜び。でも、このマネジャー、本当によく動いてくれた。
改装された客室は、以前の「一昔前」のバス・タブや洗面シンクがなくなった代わりに、カラー・コーディネイトされてとても素敵。姫達のお部屋はブルー系で上品にまとまっていて、私たちのはローズ系で甘い雰囲気。P-さんと来年のナイロビはスタンレー泊だねと確認。
8月9日 MON
ウェー!! 朝から眞ちゃんが不調。お肉の食べ過ぎがたたったのかしら? せっかくのアバディア・カントリー・クラブのランチが食べられなくて気の毒。私は美味しくいただく。パパドゥもたくさん食べて幸せ。
私たちがお茶している間も、眞ちゃんは休憩。山の中に入るのにつれていって大丈夫だろうか? P-さんは、経験からいって、食事を抜いて体を休めれば大丈夫な雰囲気だから心配するなというが・・・
アークへの途中、クロシロコロバスと遭遇。ラッキー。アークでは、今回は特に目新しいこともなく、ただただ幸せに時が過ぎていく。眞ちゃんもやや復調ディナーのテーブルについてくれたので一安心。いつものように、ディナーのメニューをもらって記念品にする。
8月10日 TUE
2年ぶり3回目のサンブルへ向かう。
キャンプのスタッフが覚えていてくれるのが嬉しい。ポーターなんか、泊まった部屋まで覚えていてくれた。
誰にも見つからないように、眞ちゃんのバースディ企画を進めなければ。P-さんがこっそりとスタッフとの打ち合わせにいってくれた。費用は幾らぐらいかかるかなと思っていたら、私とP-さんのディナーの飲み物をキャンプで負担するつもりでいてくれたそうで、それならケーキをご用意しましょうといってくれたそうだ。嬉しい。
夕方のドライブで、ライオンに超接近遭遇。親子連れのライオンで、子ライオンが可愛い。雄ライオンなんか、車のすぐそばを悠々と歩いていった。子供も、すぐ足下のところを通り抜けていった。みどちゃんがダウンしていて見れなかったのが残念。早く快くなってくれると良いんだけれど。この前の眞ちゃんもそうだったけれど、思い切って早めに食事とかをキャンセルして休養すると、長引かずにすむと思う。明日はきっと一緒に出かけられますように。それに、夕食はジャンボ・ジャンボだし。
8月11日 WED
朝のドライブでヒョウを見た。それも親子のヒョウを、それも直前直下。最初茂みに隠れてよく見えなかったけれど、P-さんの指示でキマニがリバースで車を動かし、獲物がかけてあった樹の真下に持っていってくれた。子供が樹に登っていって、一生懸命食べ始め、獲物は木から落ちそうに見えるんだけれど落ちなくって。時々、吐き出してるのか毛がはらはらと落ちてくるの。よくもそんなに食べられるねというぐらいに食べていた。母ヒョウが獲物のかかった枝に近づこうとすると、子供が威嚇してた。1時間ほども見ててマンゾク。ヒョウをこんな形で見たのなんて初めて。それにしてもすごい車の数だった。でも、私たちが一番いい場所だったもんね。
そのあとチータも見た。3頭いたから、まだ若い兄弟なんだろう。きれいだった。ヒョウのようなすごみはないけれど、やっぱり綺麗。
みんなで、老師に電話でヒョウを見たという報告(悪質なイタ電や)を、高い衛星携帯でする。あいにくお留守だったがかまわず留守電にメッセージ。ごめんね老師。でも、一緒に来なかったあなたが悪いのよ。(^_-)-☆
ゲーム・ドライブから戻ったときみんなに、今夜はおしゃれをするように何となく話を持ちかけて、ディナーの席に。眞ちゃんをお誕生日席に座らせて、楽しく食事が進んでいく。ほかの人たちのディナーが結構早く終わってしまったので、寂しくなりそうなダイニング・ルームにちょっと気がせく。そこへジャンボ・ジャンボの歌声が聞こえてきた。テーブルを回って私たちの席に一隊が来たとき、眞ちゃんは「え???? なんで??? 」っていった顔。びっくりさせたぞ! そこへP-さんがプレゼントを取り出した。眞ちゃんの似顔絵が描かれたダチョウの卵。感激で眞ちゃんちょっとウルウル。
テントに帰ってからP-さんと二人、喜んでくれてよかったねと、上首尾を讃え合う。P-さんは、あと、マクシンと老師のジャンボ・ジャンボをしたいんだって。私のは???
8月12日 THU
今日はナクル。サンブル~ナクルはかなり遠いが、眞ちゃんもみどちゃんも復活。元気に行こう!
ゲートを入って下っていって、左手におれてすぐのところにロスチャイルド・キリンが。眞ちゃん感激。だって。一昨年は見られなかったものね。今回はこれで、キリン3種類、全部見れたことになる。アミメも綺麗だけれど、やっぱり優雅さからいうとロスチャイルドだものねぇ。
夕方のドライブでは小雨のなかサイを堪能できた。雨に濡れたライオンもたっぷりと。でも、フラミンゴがいない。一昨年はあんなにいたのに。代わりにペリカンがてんこ盛りいた。どう見ても飛べそうに見えない大きな鳥なのに、飛ぶんだものねぇ。雨で湖面がすごく広い。いつもなら車から降りられるんだけれど、湖面が広いのと、フラミンゴがいないのと、雨が降っているのとで、降りられなかった。従って、名物のフラミンゴ・ダンスもできなかった。
ロッジへの帰り道、枝にかけたれた動物の死骸を発見。ヒョウのものに間違いないはず。でも、P-さんもキマニも気が付かなかったみたい。私の見間違いではないと思うよ。
ライオン・ヒルのお部屋は、眞ちゃんとmariさんはそれぞれ普通のお部屋だったけれど、みどちゃん達と私たちはファミリ-向けのようなお部屋だった。私たちのが両親部屋で、彼女たちのは子供部屋みたいな配置。お部屋が広くって気持ちがいい。バス・ルームも広いし。ラクティー、今度はすごく頑張ってくれたのか、お部屋、どこも良いのを用意してくれていた。
夜、民族ダンスがあったが、雨でバーの方に会場が移った。ダンサーの中にP-さんのお母さんのところの店子さんがいた。私たちは適当なところで引き上げたが、眞ちゃんと姫達、遅くまで頑張ってるのかなぁ。明日はマラまで行くんだよ。早く寝なさいよ。
8月13日 FRI
ロッジを出てゲートに向かうと、道のすぐそばの樹にヒョウの獲物がかかっていた。この距離だと、あの分かれ道のあたりがテリトリーのやつだろうな。今回は声すら聞けなかった。でも、サンブルで堪能したからまぁいいや。
二年ぶりのマラ・シンバはすごく広くなっていた。前はまだ建築中だったけれど、ほとんど完成したのかしら。でも、ダイニングなんか広すぎて、ちょっと好きじゃなくなったかも。
お部屋に入って、そのあとmariさんの部屋を見に行ったら、私たちのお部屋と間違えてアレンジしていたみたい。2階の部屋を取り上げて気の毒だけれど、変わってもらうことにする。ここは、眞ちゃんの部屋と続き部屋だった。
ここもやっぱり雨が多いみたいで、この時期にしては草丈が長い。緑も濃く残っている。眼には美しいが、動物を見るとなるとあまり良い条件ではない。動物の数も少なく、ミグレーションが始まってはいるのだが、ヌーもシマウマも少ない。それでも、今回初めてのお姫さん達にはすごい数に見えているのか、とても喜んでくれている。
オーバー・ブッキングがあったそうで、到着そうそう、お姫さん達をトリプルにしてくれないかと、マネジャーから打診があったが断った。このマネジャー、P-さんとは昔からの知り合いだから、まずP-さんの部屋を取り上げるつもりで話しに来たらしく、私がいると解ってそれは諦めて、トリプルを頼んできたの。でも、せっかく高いお金を払ってきて、トリプルはないでしょう。返金の手続きとかも面倒だし。
そんなせいか、ダイニングもいっぱい。入り口近くや、ブッフェのお料理が並んだテーブルのそばはイヤだけれど、もう少し真ん中の席が欲しいなと思ってウェイターにいうが無理だとのこと。前日からのお客からの要望も聞けていないとか。でもどうにかして欲しいと頼んでいたが、ディナーの席も同じだった。そこへマネジャーが挨拶に来たので、明日は替えてくれるように再度要請。これで明日は良い席になるだろう。
8月14日 SAT
アーリィ・モーニング・ドライブをいつものようにレイトに切り替えて、ヒポ・プールまで行ってもらう事にする。動物の数が少ないから心配だけれど、うまくカバが見れるかなと思っていたら、いたいた。それも、喧嘩はするわHはするわ、大サービスでした。最初は喧嘩だって、そのあとも喧嘩だと思っていたらちょっと雰囲気が違っていて、たまたまP-さんがその場にいなかったからあとで聞いたら、交尾だろうって。
ワニもいたし、一応見るべきものは一通り見れて良かった。
ナクルのハイ・スクールの生徒さん達と一緒になって、にぎやかだったこと。にぎやかといえば、今まで人に出会ったことのない国境のところもすごい人だった。
夕方のサファリではイランドが見れて感激したが、それよりももっとすごいものを見た。スニ。未だかつて見たことがなかったのに。
最初はディクディクかと思ったが、腰の感じが違うしと思ってもしかして「スニ・・・」と思ったところでP-さんが「あれは、スニです」って。信じられないぐらいのラッキー。写真は撮れなかったけれど、しっかり見たからね。それも、自分で判別できたからね。
一番大きいレイヨウと小さいレイヨウと、両方見れた。
今日で最後のブッシュの夜だから、おしゃれをしましょうということになり、みどちゃんに、ピンクのハイビのネイル・チップを貸してあげて、私は白地にアニマルのチップを付けることにする。
P-さん! ありがとう!!
サンブルでの眞ちゃんのを羨ましがっていたら、私のもアレンジしてくれていた。どうりで昨日、私をお部屋に残してマネジャーと話しにいったはずだ。それに、眞ちゃんがもらったのと同じ似顔絵付きのダチョウの卵、私のも用意してくれていた。ありがとう。P-さん、大好き。
今日は希望通りいい席に場所を変えてもらえていて、気分良く食事していたの。ただスタートが遅かったから、なんかお料理を取りに行っていたとき、ジャンボ・ジャンボが入ってきて、私たちとはずっと離れた席でまず誰かのパーティーがあって、そのあとまだケーキをもう一つ持っていたから、へぇー、今日は2件なんだ、とか思っていたら、私だったんだ。みどちゃん、先もってP-さんから聞かされていたんだ。だからあのとき私に、席に戻りましょうって、誘ったんだわ。
でも嬉しかった。本当の誕生日は、一緒にお祝いしてもらったことがなく、いつもカードだけなんだけれど・・・。今までで一番幸せなバースディかもしれない。眞ちゃんに続いて私もウルウル。
8月15日 SUN
今日はナイロビに戻る。
ランチはトゥーナ・トリィー。美味しかった。P-さんどこでも知り合いだらけ。ここではバンドの人たちがお友達だった。
イカのサラダとかがあって美味しかったし、アイスクリームが良かった。それからチーズも。
そのあとシャーのお店で買い物。ネックレスとかを買うつもりだったが、天然石のフォト・フレームとヒーリング・スターも買ってしまった。今日はお買い物少々で時間が過ぎてしまった。ナイロビも今日が最後で、明日姫達は帰国。
8月16日 MON
朝食後、姫達を空港まで送る。マーガレットも来てくれた。
チェック・インの時、係りのおじさんののろまなこと、鈍いこと、この上なし。眞ちゃんとP-さんを外に待たせ、私が手伝いに入ったけれど、関空の入力が出来なくってイライラ。それでもどうにか終了。重量も問題なく通過。一度外に戻って、スタンプを買いに到着のターミナルまで行く。そこのカフェテリアでサンブサを食べる。これもこのごろ定番になってきている。特別美味しいわけではないのだが、最後のサンブサ。
姫達が無事旅だったあと、街に戻って、今日もう一日ヒルトン泊まり。
明日からのアパート暮らしに必要な物の下見とかする。ランチはパサラに。夜は、ニャマ・チョマを買ってかえってお部屋で食べた。でも、ストロベリーのワイン、美味しくなかった。二度と買わないぞ。
8月17日 TUE
今日はヘロン・コートへ引っ越し。車はラクティーが都合してくれた。タクシーでは積み込めないほどの荷物だったから助かった。昨日オフィスで話したとき、サファリ・カーが用意できなかったら自分の車で送るからって、言ってくれてたけれど、この荷物の量を彼は知らなかったからな。
ヘロンのレセプションの人たちは覚えていてくれた。ルーム・キーパーのママ達も覚えていてくれた。
部屋の担当のムゼー、私たちが居るからかどうか知らないけれど、すごく丁寧にお部屋の掃除をしてくれた。チェック・インして部屋に入ったときは掃除中だったんだけれど、それから延々、私たちが買い物にでて、戻ってきても、未だ続けていた。そして、「今日はざっとやっておいて、明日またきちんとやりますから」って言う。そんなぁ、こんなに丁寧にしているのに。P-さんと二人で笑ってしまった。「ムゼーは頑張りますね」って、P-さん、彼にわからないのを良いことに日本語で言ってくるからよけいおかしかった。相談の結果気持ち多めにチップを上げた。でも、明日からは台所はさわらないでね。私が自分で綺麗にするからね。今日だってこれからもう一度自分で食器とか洗い直すんだから。
台所の戸棚のペンキが塗り替えてあったから、案外綺麗だった。でも、除菌用アルコールを持ってきていてよかった。洗える部分は洗って、洗えないところは拭いて、そのあと除菌。戸棚が使える分だけ、去年よりは台所が片づいて見える。
眞ちゃんのお部屋は上の階の角部屋。私たちも角部屋が欲しかったけれど、、、。それでないと、台所を覗いて通る人がいるから。でも、端っこの部屋は床が綺麗じゃなかったから。
ナクマットで必要なもの、食器の追加とかいろいろ買って、シティ・マーケットの八百屋のお兄さんのところでお野菜とか買ってロンドン・タクシーで戻る。去年と同じように、だいたいのものはシティ・マーケットで買って、青菜のたぐいなんかは上のソーコで買うことにしよう。夕方の散歩がてらに上まで行くのは良いことだ。
8月18日 WED
ジュア・カリに行ったが、曜日を間違えていたので出てなかった。
ニクソンを訪ねたら、お店はまだ閉まっていた。眞ちゃんとP-さんと3人でドアに顔を付けてのぞき込んでいたら、ニクソンが怪訝な顔でこちらを見た。しばらくして解ったらしく笑顔になって近づいてきてドアを開けに来てくれた。ストーニィをごちそうになり、しばらく話し、そのあとフローレンスとも電話で話させてもらった。今週末はお葬式があるので留守にするから来週の土曜日に家に来るようにって。来週の木曜にもう一度ニクソンを訪ねて、時間とかの打ち合わせをすることにした。
そのあと、フォーン・カードを買い、家に電話。
ギャラリーへ、眞ちゃんが前回から欲しがっていたカービングを探しに行く。同じような大きさのもので、すごく良いのが見つかった。でも、すごく高い。眞ちゃん、思い切って買っちゃった。私もうちのマサイさんにお嫁さん買ってやりたいけれど、うちのマサイさん、震災で前髪が折れてしまったからなぁ。でも捨てられないで、仮設でも飾っていて、今も私の部屋においてある。すごく値切って、値切って買ったんだもの。
その後トラットリアでピザを食べる。あの大きなのを、三人ともペロリと平らげた。残念だったのは、マンゴー・シェイクがなかったこと。
夕方、アントニーとピキピキさんにTEL。ピキピキさんのところは留守電で、アントニーのところはアンジェロがでて用をなさず。伝言を頼んだけれど、大丈夫かなぁ。なにせ小学一年生だものね。
8月19日 THU
今日の収穫は、カバのカービング。普通のおみやげ物やさんだったんだけれど、このカバがなぜか目を引いた。絶対に必要なお土産(記念品? )ではないのだけれど、なぜか惹かれたから、買ってしまった。でも値切りすぎたのか、nyamburra mkaliっていわれてしまった。違うよ、mpoleだよ、私は。
プレステージで、スワヒリ語の本とレシピ本、追加の絵はがきを買う。でも、今回はまだ、ただの一枚も、絵はがき書いていない。なんだか知らないけれど、とてつもなく怠け者モード。日記だってちゃんと書いてないし、サファリ中だって、写真もビデオも、いつもの半分も撮っていない。
帰ってからHPにアップするって予定は?
夜、アントニーと話す。日曜にThikaまで行くことで同意。またディッセンバ・ホテルで待ち合わせ。そうか、またマタトゥに乗るのか。嬉しくないなぁ。
8月20日 FRI
シャーのやつ、やっぱりインド人や! こんなだったらもう二度と知り合いを連れてはいけない。それに、mariさんの指輪のことでも、とてもいい加減。もう知らない、こんなやつ。
今日は、昨日に続いて本を買った。ブック・ポイントでレシピ本とスワヒリ語の本。これは老師やMshambaへのお土産。そのあと、スタンレーの本屋さんが越した先へ行って、Akiさん用のガイド・ブックを買う。
夕食は、眞ちゃんがウガリ作りに挑戦。うまくいった。ウガリとスクマウィキも美味しかった。でも、ウガリ、眞ちゃんに負けたのがちょっと悔しいモード。片手鍋があったら作れるんだろうけれど、、、って負け惜しみ。
8月21日 SAT
今日はピキピキさんが訪ねてきてくださった。HPから想像していた以上にソフトな印象の方。ピラウを食べながらいろいろお話ししたが、一つすごい情報をゲット。
入国ビザがいらなくなってるんだって。信じられない。
私たちが申請する直前に倍に値上がりしたのに、その数日後に不要になってて、それなのに私たちがそれを知らされずにビザを取って。
ピキピキさん大笑いしてらっしゃったけれど、私たち、6000円も払ったのよ! 帰ったら、大使館にクレーム付ける? 付けたって、返してくれる訳ないよね。それにしても腹が立つ。帰ったらすぐに大使館のHPをチェックしてみよう。
8月22日 SUN
すごい勢いのマタトゥでThikaまで行った。120ぐらい軽くでてそうな走りだった。眞ちゃん、楽しんでるんだろうか、呆れてるんだろうか。
思った以上に早くつきすぎて、街からアントニーの家にTEL。でももう彼は家を出たあとだった。サンブサを食べながら待つことしばし、迎えに来てくれた。一年ぶりで彼の家に。お目当てのアンジェロは留守だったが、すぐに帰ってきた。一年でずいぶんお姉ちゃんになったこと。1歳の弟、モネネの世話もよくする。
帰るとき、「etsumi、今度来るときには時計を買ってきてね」って! 私がしてた赤いG-ショックが気に入ったみたい。でももっと笑わせてくれたのは、「家についたら、すぐに指輪を送ってね」だって。P-さんもこれには大笑い。「時計も欲しいけれど、彼女がもっと急いで欲しいのは指輪だから、帰ったらすぐに送って欲しいんだよ」と繰り返していって笑っている。P-さん子供好きだからね。
ブルーポスト・ホテルまで送ってもらったが、途中デルモンテでパイナップルを買う。去年は買い損ねたけれど、今年はうまく買えた。
ブルーポストで、チャニア・フォールを見て、おみやげ物屋さんを覗いて、それからティカ・フォールの方へ行こうとしたら、まだへその緒がついたような子山羊が居た。可愛いので近づいていったら、しゃがんで見ていた男性が立ち上がって振り向いて、「お久しぶりです」って。
なんと、瀬川さんだ!!!こんなところでお目にかかるなんて。2年の任期でこちらに来られたとか。世間は狭いというのか、私たちの行動範囲が狭いのか。
帰りのマタトゥもすごかった。でも、みんな子供を連れた人とかには優しい。荷物を持ってあげたり、子供を膝に乗せてやったり。ちょっといい感じであったが、でも、やっぱりすごい乗り物だ。
8月23日 MON
今日は、P-さんが用があって先に出かけて、あとから眞ちゃんと二人で街まで行って出会うことにする。
時間になって二人で出かけたが、まるで「初めてのお使い」モード。そういえば、往きの飛行機の中であの番組をやってたけれど、英語のタイトルがWe are old enoughだって。私なんか、確かに十分にオールドだけどね。
眞ちゃんの両替に手間取って、ヒルトンに着いたときには少し遅刻。P-さんは心配になって電話をしに行ってたところだった。顔なじみのベル・キャプテンに、P-さんを見たかどうか尋ねているところに戻ってきた。
そのあとシティ・マーケットでお魚を買う。今日はフィッシュ・カリィだ。でも、このメニューは私が作らないといけないそうだ。
夕方、瀬川さんからお食事のお誘いの電話。うちに来ていただくことにする。カリィをたくさん作って、眞ちゃんが作ってくれたカクテルもあって、なかなか良いディナーでした。
8月24日 TUE
今日はジュアカリへ行った。去年よりもお店の数が増えている。凄いにぎやか。足の踏み場もないくらい。ビーズのブレスレットを買う。10本買うからと凄く値切った。
そのあとノーフォークへ行った。ここも改装されて凄く綺麗になってた。ロード・デラメア・テラスでいつものようにアイスクリームとチャイ。でも今年は、ストロベリィではなくカシューナッツ・アイスクリームのマンゴー・ソース添え。美味しかった。ナッツがいっぱい入ってて、そんなに甘くなくって、最高。でも、クリーム・カラメルも食べたかったなぁ。
それでも、フローラの食事よりも、ここのアイスクリームの方が高いんだものね。
今日は朝からP-さんが「足が痛いから雨が降る」と言ってたの。朝のうちは晴れていたけれど。夕方になって真っ暗になって、集中豪雨のような降りよう。アパートの前の道路は、ゆるく下っているせいもあって川みたいになっている。大丈夫なんだろうか。停電も心配だし、こんなだと明日の朝、断水してたりして。
それにしても、P-さんの天気予報、よくあたるね。ただ、自分がいるところの天気しかわからないから、予報士にはなれないね。(^o^)ハハハ
8月25日 WED
5年ぶりの博物館とスネーク・パークへ眞ちゃんを連れていく。
博物館、行く以上はゆっくりしたいから、ここ数年ツアーのコースからは外してしまっている。今日は久しぶりにゆっくり出来た。展示も、だいぶ変わった部分もあって、楽しかった。
スネーク・パークでは、ツチノコ蛇みたいなのが健在で、安心した。こんなのがいるんだから、日本にだってツチノコ、絶対いると思う。そういえば、ノータリン・クラブの人たち、近頃うわさを聞かないけれど、ご健在かしら。蛇が天井に昇ろうとする姿も見れたし、結構楽しかった。
植物園が、まだ整備中だけれども、結構よかった。アロエの種類とユーフォビアがいっぱいで、改めて同じ種でも変化が大きな植物だなと関心。みどちゃん達、ここに連れてきてれば喜んだだろうな。
帰りはうまくタクシーに乗れなくって、ノーフォークまで歩き。そうなれば当然アイスクリーム。またカシューナッツのアイスを食べて、しんどさも忘れた。
元気回復したからとマーケットまで行き、結局しんどくなってタクシーで帰った。
8月26日 THU
今日は国際会議場へ行った。回転展望レストランは閉まったまんま。でも、でも、お金を払えば展望台へ上がれるというので行ってみることにする。上についたところで、警備の女の子が、何とも明るくひょうきんな子で、ほんとは立入禁止の屋上まで連れていってくれた。凄い! ナイロビの街が全部見える。私はあいにくカメラを持っていなかったけれど、眞ちゃんはラッキーだった。いろんな方向を撮影してた。
あとでP-さんから聞いたら、こっそり彼女にお金を上げたんだって。どおりで、あんなに楽しそうにしてたんだ。彼女、大使館の爆弾騒ぎのときのことを話してくれた。
テロは卑劣だ。ミュージアムで見た、爆発直後の写真を思い出したら、涙が出そうになった。
そのあと街でショッピング。ヒルトンのアーケードのお店でゾウの模様のリングを買った。ここでは前にもピアスの素敵なのを買ったことがあるけれど、今回も良いのが見つかった。お土産用のバングルも8本ほど買った。ライオンのピアスの良いのもあったが、これは我慢。
8月27日 FRI
バスでカリアコーに行く。車掌がイヤなやつで気分を壊したが、それでも私はすぐに座れてホッとしたところで、なんだか車内が騒がしい。どうしたのってP-さんに尋ねたら、スリだって。それも、被害者は眞ちゃんだって! 眞ちゃんのウェスト・ポーチを開けようとしたところをほかの乗客が気が付いて、何をしている、ということになったそうだ。でも、被害がなくてよかった。その前にP-さんのバッグが空いてたのもきっとその人の仕業だったんだわ。でも、二人とも何も取られなくってよかった。
カリアコーへ来た一番の目的はニャマ・チョマ。去年と同じお店で食べた。美味しかった。ちょっと脂身が多かったけれど本当に焼きたては美味しい。でも、小汚いお店だから、ここでは老師は食べられないだろうなと思う。眞ちゃんもそう思うって。
P-さんのおばさんのお店でマヒンディとバナナを買う。鶏は、値段が折り合わないから買うのを止める。
そのほかの収穫はキョンドの小さいの。菜っちゃんのお土産にちょうど良いと思う、ピンクだし。同じので色がパープル系統なのを陽子ちゃん用に、茶色いのは英子さんかな。去年探して、気に入ったのがなかったヒョウ柄のバングルが見つかったので買う。
8月28日 SAT
ヤヤ・センターのスーパーで、去年の詐欺師がまた声をかけてきた。こいつ、外国人(観光客? )を連れているアフリカ人に声をかけることを生業としているのか? 顔を見たときすぐにあの人だと思いだし、一瞬、やっぱり詐欺師じゃなかったのかと思った。私は話を聞いていなかったので、あとでP-さんから教えてもらったら、やっぱり詐欺師だ。去年は警察官だったのに、今年はイミグレだって。
お昼は韓国焼き肉のお店で、瀬川さんにご馳走になった。カルビをたっぷり食べた。なかなか感じのいいお店だった。五輪真弓の音楽が流れているのも、私には嬉しかった。
そのあとボーマス・オブ・ケニャに連れていってもらった。ここは、15年ぶりかもしれない。ダンス、アクロバット、なかなかよかったです。
8月29日 SUN
瀬川さん、眞ちゃん、P-さんと私の4人でフローレンスの家に行く。瀬川さんが車を出してくださったおかげで楽に行けてよかった。ピラウとカランガ、チャパティをご馳走になる。
彼女のピラウは凄く柔らかくって、煮すぎたリゾットみたいだった。でも、味は美味しかった。カランガは、大きく切ったジャガイモが入っていて、P-さんはこういうのが好きだって言っててた。
いつもはサファリカーで走る道なので、サルーンに乗っていると景色が違う感じで面白かった。
8月30日 MON
わぁ、もう雨期なの!?
夕方、暗くなってから、ルーバー窓の隙間から、クンビクンビが入ってきた。これが出るなんて、もう雨期なんだわ。
でも、ダレサラームで見たのよりは小さい。違う種類なんだろうか。
9月1日 WED
眞ちゃんのさよならランチということで、タマリンドにご招待。
ロブスター、美味しかった。たいていはグリルにするんだけれど、今日はロブスター・スワヒリにする。ミディアム・サイズだけれど大きかった。お腹いっぱい。
食前に飲んだカクテルがきつすぎて、悪酔い。この前Carnivoreでも同じのを飲んで何ともなかったのに、今日は気分が悪くなった。最初、ウェイテング・バーで飲んでるときは気持ちよくって、テーブルについたときは船内レストランみたいな感じだったの。それから、プロウンズのスープとガーリック・トーストがいけなかったのか、気分が悪くなってしまった。でも、これもいつもと同じなんだけれどなぁ。このスープだって、ここ数年必ずこれ飲んでるのに。でも、すぐに回復、ロブスターは美味しく食べられました。
カクテルのメニュー、P-さんが欲しいと言ってもらった。でも、私が欲しがってるからって言ったの。その方がたぶんOKしてもらえるから。
デザートは、いつもと同じストロベリィ。ほんとに私は変化を求めない人。
9月2日 THU
今日は眞ちゃんの帰国日。
お昼は最後のウガリということで、P-さんが頑張った。
チェック・インの荷物の重量が30キロを超えていた。でも、みどちゃん達の時と同じのろまおじさんで、もたもたやっていたら、若い人(でもこの人の方が上役かしら)が来て、ほかの便のことでなんか話しかけながら、荷物をスケールから降ろそうとしたの。おじさんもこの人も重量に全然気がいってなかったから、「早くどけろ、早く降ろせ」って心の中で叫んでいた。祈りが通じて無事エクセスを支払うことなく30数キロの荷物がチェック・インできた。
でもバーで飲んでるとき、便名が違っているのに気が付いてまたカウンターまで行ってきた。頼むで!!
眞ちゃんが無事出発。街まで帰って、少々の買い物。
9月3日 FRI
昨日まで1日中一緒だった眞ちゃんがいなくなって、なんか拍子抜け。
二人で、今頃はどのあたりにいるのだろうかって気になって、落ち着かない。税関とか、問題なく通過できますように。
9月4日 SAT
瀬川さんからのお誘いで、ミュージアムへ出かけていく。
同じお仕事で短期間で着任なさった方(高遠さん)とご一緒。物静かな方。地質っていうか、肥料っていうのかの専門家の方ということで、展示物を見る角度もいつものメンバーと違うのが興味深かった。
そのあとウェスト・ランドへ行き、本を買ったりサンブサをご馳走になったり。帰ろうとしてスロープを歩いていたら、ばったりとラクティーに出会った。オフィスで会うときと違って、短パン姿で子供を連れて。男の子が二人だったけれど、お兄ちゃんの方はラクティーそっくりで、なかなかのハンサム少年だった。
楽しい一日でした。
9月5日 SUN
日曜だし、今回は一日として休養していないからということで、どこにも行かないことにする。
でも、部屋にじっとしていると肌寒い感じ。する事もないから絵はがきを書くことにする。
昼寝から起きて、やっぱり退屈してしまって、上のマーケットまで散歩がてらに出かけてみた。
9月6日 MON
頭が痛い。寝不足。上の階の住人が、一晩中部屋の中を歩き回り、家具を動かしている様子で、眠れなかった。夜中にP-さんがレセプションにクレームしたが、バンギでいかれてるイタリア人だって。もしかして昨日の夕方、私たちがマーケットに出かけけようとしたとき、レセプションでもめていたあの爺さんかい?
街に出かける前にレセプションでたずねたら、やっぱりあの人だった。バンギなんて、若いものならまだしも、良い歳したおじさんが、馬鹿じゃないの。若いものなら気が付いて止めるけれど、あの歳だったら死ぬまで止められないよ。レセプションの人もそういっていた。
9月7日 TUE
お土産の追加を探しにもう一度ジュアカリへ。でも、気に入ったのがなくって収穫ゼロ。
またノーフォークへいった。でも今日はクリーム・カラメルにした。そのかわりP-さんにカシューナッツのアイスにしてもらって、半分手伝ってあげた。
=*^-^*=にこっ♪
9月8日 WED
昨日見つけられなかったバコラを探しに街のおみやげ物やさん巡り。
帰ってお昼ご飯を作るのも面倒なので、ソーン・ツリーへ。グリルド・フィッシュを頼んだのに、ディープ・フライがでてきた。でも、お魚の上にイカ・リングがのっかってたからそのまま食べた。食べることしか書くことがない。
今年はスランプ。写真やビデオ、絵はがきや日記を書くことさえも調子が出ない。
9月9日 THU
KQまでリコンファームに行く。いよいよ帰る日が来てしまった感じ。またちょっとナーバスになり始め、些細なことに腹が立つ。長い順番待ちの間もイライラし通し。やっと順番が来たと思ったら、システム・ダウン。またしばらく待たされる。どうにか終了。
シティ・マーケットのそばのウチューミでハムやベーコンを選んでいたら「ピーターさん、こんにちわ」という声。振り返ると、ジュマさんがいたぁ!!
なんてこと! 私もびっくりしたが彼はもっとびっくりしたみたい。まさか私がP-さんと一緒にいるとは思わなかったみたい。「20年も何していたの」というと「いやぁ、本当に15年ぶりぐらいですよね」って、ちゃんと覚えていてくれたんだ。懐かしい。でも、ジュマも年取った。お互い様だけれど。ひとしきり情報交換。
P-さんも私も一番ショックだったのはピーター・Oのこと。あんなに羽振りよくやっていたのに・・・。変な宗教に入ったみたいだったのは、そうか、第2婦人の影響だったのか。それにしても、事務所も締め車も人手に渡ったって。日本人の奥さんと子供さん、どうしているんだろう。第1夫人の子供のダイアナも、ヘレナと同じほどの年齢だと思うんだけれど、学校とか、続けられているのかしら。
P-さんも、彼女や子供達に同情するって。今日は一日中、P-さんは顔を雲らせっぱなし。過去にいろいろあったにせよ、友達だったんだものね。
そのほかの昔のシアター仲間ではトムが、これも変な宗教にはまって、ジュマが訪ねていったときには、電気も灯けずローソクを一杯灯してお祈りしていたとか。変な宗教にはまるのは、やっぱり何かしらの不幸というか不満・不安からの逃避なんだろうか。
街から戻ってから、P-さんと宗教談義。そういえば、クリスティンも変な宗教だったな。みんなで入信の理由とかを告白しあい、歌い踊り、最後は感極まってみんなで肩を抱き合って泣いていた。振りもついて歌うのは、ちょっと異様だった。私がダルで行ったことがある教会は、カソリックとルーセランだけだから、そのあまりの異常さに、吹き出しそうになってしまった。
9月10日 FRI
朝早く、瀬川さんがキツイから電話をくださった。明日ナイバシャに行くのでご一緒にというお誘い。高遠さんもご一緒。是非お連れくださいということで電話を切る。
さぁ、大変。瀬川さんに、P-さんにも運転手伝わせますといったものの、ライセンスは家においてきてるから慌てて取りに行く。去年は家には寄らなかったから久しぶりだ。タクシーが反対の道から入ったから、近くにつくまでよくわからなかった。家に戻す荷物を慌てて荷造りして運んで忙しかった。でも荷物を運んでライセンスを取って、玄関でたら塀のそばに猫がいてびっくり。泣きそうになった。待たせてあったタクシーでそのままインター・コンチまで戻る。でも、お昼はパサラにしよう。
街をぶらついていたら、なんと昨日話題になってたトムとばったり。本当に二人で歩いていると、古い知り合いにあってばっかり。他の人がいると、そうでもないのに。眞ちゃんがいる間も毎日歩いていたのに、むろん人には会うけれど、こんなにも懐かしい人と会うことはなかった。P-さんは、私と二人だけで歩く時だけの超常現象だと笑う。
山羊のニャマ・チョマを買ってかえって晩御飯にした。あぁ、食い物日記。
9月11日 SAT
久しぶりというか、今回の旅で一番よいお天気だといえるぐらいの晴れ。これだとロンゴノットもよく見えるだろう。
いつもより車高が低いから、景色が新鮮な気がして楽しいドライブ。途中のビュー・ポイントでお土産を買う。めちゃくちゃ値切ったら、あとでP-さんにもう少し払ってやればよかったのにと笑われた。ロンゴノットの写真も撮れたし、エッグ・スタンドも買えたし、私としては満足。
ナイバシャ・カントリィ・クラブのランチ・ブッフェ、美味しかった。ついてすぐにボート・サファリのブッキングをしてあったのでそんなに落ち着いても食べられなかったけれど、十分満足できた。
ボートで湖上に。走り出して間もなく、瀬川さん達が「あれはカバですか? 」私はすまして答えた、「岩でしょう、きっと」それほど大きく背中が見えていたの。近づくと、運良く大きく口を開けてくれて、写真も撮れた。それにしても近い。前にここでカバを見たとき、マクシンが怖がったのを思い出す。私は距離感がないが、瀬川さん達によると30mほどだろうって。もし怒りだしたらどうするの? まぁ、前回と違って救命胴衣的なものを人数分積んではくれているけれど。でもよく見ると、これはライフ・ベストではないよ、ただの浮き輪だよって、そんな風なことが書いてある。たぶん・・・英語だから定かではないけれど。
そのうち、向こう岸のほうに大砂塵のようなものが見え、雨かなぁと人ごとみたいに話していた。やがて、だんだん近づいてきて、朝の晴れ具合からは想像もつかない大粒の雨が降ってきた。牡丹雪ってあるけれど、まるで牡丹雨。ボッタンボッタンと降ってくる。雷もなっているし怖い。風もでて揺れる。慌てて桟橋に引き返す。それでも50分ぐらいは廻ったから、良しとするか。
帰りはP-さんの運転で。久しぶりだな、P-さんの運転で走るの。いつもは飛ばすくせに、今日はえらく法規遵守で走っている。往きは上の道を走ったので帰りは下の方から帰っていく。こちらの方が動物とかも見れたりして楽しい。でも、上の道だとロンゴノットの火口が見られるし、どちらも優劣付けがたいかな。シマウマをボンデの下の草原で見た。上に上がる道の処では2度ほどバブーンも出てきた。今度の旅行で見る最後の野生動物かな、これが。空港に行くときキリンが見れるだろうか。みどちゃん達の時も、眞ちゃんの時も、何もいなかったからなぁ。
順調に走って街まで戻ってきたが、ABCに寄って、欲しかったカスタード・アップルを買って帰る。あぁ、食べるばっかり。
明日ニャマ・チョマに瀬川さんを誘う。高遠さんはお仕事だから行けないって、残念。
夜、P-さんと話していて、タマリンドに一回しかいけなかったことに気が付いて、明日瀬川さんをお連れしようと計画変更。
9月12日 SUN
瀬川さんが誘いに来てくださって、計画変更を説明。その上P-さんからの提案でナイロビNPへ、食後に行くことにする。ところがタマリンドはお休みだった。そうか、ここ、日曜はお休みだったのか。残念。でももうニャマ・チョマよりもちゃんとしたものを食べたい感じになってしまっている。インター・コンチのランチ・ブッフェに決定。
ナイロビNPは、実に17年ぶりぐらいでしょうか!!! 行ったということ以外、全く記憶にない。あのときは、ドライバーはシャムだった。懐かしいな。でも、彼はもう引退しちゃったって。
ここでもダチョウが多い。毎年、なんか特定のものを凄くしつこいぐらいに見たりするのだか、今回はダチョウだったみたい。それでも、雛を20頭ぐらい連れたダチョウのカップルはよかった。あと、ハーテビーストも多かった。それから特筆は、イランド。なんと30頭以上もの大群がいた。P-さんもこれにはびっくり。遠くて写真にはならないけれど、斜面にたくさんのイランドがいて、ちょっと感激。ライオンも一頭見たが、これも遠すぎた。
そして、昨日よりも良いお天気で始まった日曜だったが、昨日同様、終わり近くに雨が来た。辺り一面真っ暗。気味が悪いほど。
NPのゲート脇のお土産やさんでキリンのメモ立てを買う。顔がキリンらしくってちょっと気に入ってしまった。
帰りが遅くなったのでパンもジュースも買えなかった。
瀬川さんにアパートまで戻してもらったが、雨の振りがひどいのでしばらく雨宿りしていただく。前の道路はこの間と同じく川になっている。裏のアパートは停電してるみたい。うちは大丈夫なのかしら。
どうにか雨も上がり、停電もしないままですんだ。
9月13日 MON
朝、P-さんが沸かしてくれたお湯で体を洗い、出発準備。今回は、朝はお湯がでないことが多かった。
朝食を済ませ、9時前アパート出発。凄いジャム。どうにか抜けてAP到着。ゲートを入ったところでキリンが10頭ほど。最後の野生動物。P-さんは、「キリン、E-chanと友達だから、バイバイ言いに来た」って。
チェックイン・カウンターでひともめ。クレーム・タグが2中継地点までしかコンピュータ処理できなくって、手書きのタグの用紙がないからどこか途中で荷物を受けとれって。バカにするなよ!
そんなバカな話はない、用紙を探せと言ってやる。どこにもないと言って戻ってきて、「どうしようもない」とのたまう。そんなことが納得できるか、もう一度探しに行けと交渉。ずいぶんと待たされている間、もう一人の女の人が来たので事情を話すと見に行ってくれ、今作っているから待っててね、って言ってたのに。
またずいぶん待たされる。P-さんが心配そうに中を覗いている。もう私一人では手に負えないかもと思い、手招きして来てもらう。そこへ係の人がやっと戻ってきて、2枚、タグを持ってきていた。でも、これも2地点用の手書きの用紙だって。それでも仕方がないので、最初のドュバイまでのフライトを欄外に記入することになった。信じられないよね、こんな事。地方の空港じゃないんだよ、ジョモ・ケニャッタだよ、ここ。おまけに、やっと書き終えた手書きのタグはフライト・ナンバーが違うやん!!!ドュバイ・シンガとシンガ・香港、違う便なのに同じ番号が書いてある、頼んまっせ、ほんまに。チェックインに30分以上もかかって、どうにか終了。
荷物、なんと44.6キロもあった。なんにも買ってないのに。本だって、数は多いけれどそんなに重くないのに。
いつも通りいったん外に出て、サンブサとチャイで出発時間待ち。泣かないでといわれるけれど、やっぱり泣きそうになる。11時10分前頃、最後のお別れをして出国手続きに向かう。
APの免税店でお酒を買おうとしたら、男性スタッフが二人、何ともみだらな話をしている。私に解らないと思ってスワヒリ語で話し続けている。品の悪い店は嫌いだから別のお店に行って買う。
11時8分頃搭乗開始。ほぼ定刻通りナイロビ出発。さよなら。
離陸後10分ほどでケニャ山がはっきりと見えてきた。機内アナウンスではキリマンジャロも見えているとのことだが私の席からは見えない。わざわざ立って反対側まで行くのもおっくうなので諦める。
そういえば、今日99年9月13日は、ケニャ山初登頂からちょうど100年記念日だ。
ビジネス・クラスはガラガラ。18席のうち6席しか埋まっていない。ゆったりと静かでいい。女のひとは私だけみたいで、みんな一人旅なので話し声もしない。好きだなこういうの。
P-さんは今頃家にいるのかなぁ。それとももう街に戻ったのかしら。来年まで会えない。
チーフ・パーサーをはじめキャビン・クルーは愛想がいい。KQのこういうところ本当に好きだな。でも、チェックイン・カウンターの人材と資材、何とかしろよ。
食器が新しくなっている。先月までは、白無地に金色のロゴがはいったロイヤル・ドルトンだったのが、エスニック柄のものに変わっている。早速クルーに頼んで1枚記念にいただく。前のものが個人的には好きだけれど、この"アラブ・インド寄り合い所帯風"も悪くはない。
いまどのあたりを飛んでいるのだろう。赤土の平原みたいな感じがさっきからずっと続いている。ナイロビを出てから2時間ほどだから、エチオピアかソマリアの上空かしら。
下の地表の土の色が変わった。さっきまでの赤土から普通の土色になった。さっきまではなかった枯れた川床のようなものが見える。起伏のある部分もでてきた。でも、人がいる感じが全くしない。
海上に出て行ったのを確認してから20分ほどうとうとして目を覚ますと、ちょうどアラビア半島上空に達するところだった。海岸沿いには緑も見え起伏もあるが、ほんの少しの幅でそれも終わり、また枯れた地帯が続く。それでも人の気配があり道路も走っている。小1時間ほど前に見た北アフリカの砂漠にはそんなものなかった。
あと1時間ほどかな、ドュバイまで。下の砂漠の状態が、少しの距離でまったく違う。5分ほどは風紋のようなうねりが続き、所々ほんの少しだけれどぽつんと人家らしき固まりが、道路のとぎれるところにあったのに、今の眼下はフジツボが一杯くっついたように見える小さな砂山。いっぱいあってそのまま向こうまで続いて、その先の雲と一続きになっている。
また数分で感じが変わった。でも、なんだろうこの色の濃い部分は。グリーンには見えないけれど。ああぁ、薄い雲がしたにあるのか。そして、濃いところは陰、雲の陰かもしれない。
ドバイ到着。往きとは空港の感じが変わっていて面食らった。まして、トランジットの方へ向かう乗客は私一人だけ。全く人影がない、それも往きとは違うところを歩いていくのは何とも不安だった。でもトランジットって書いてあるから行くしかないから進んだけれど。やっとたどり着いたトランスファ・デスクは人影なし。一瞬凍りそうになった。やっと手続き終了、出発ロビーに向かうが、ここも変わっている。うーん。
ご近所のお土産用に何かと思ってさがしたら、ナツメがあった。種を抜いてあって、代わりに皮なしアーモンドが入っている。あんまり重くないからこれにしよう。当然自宅用も買う。
小1時間遅れでドュバイ出発。シンガでの乗り継ぎは大丈夫なんだろうか。その先のBPはもらっているし、SQ・SQの乗り継ぎだから、大丈夫とは思うけれど。チャンギも広いし、5・6年ぶりだし、わかるのかなぁ。
いつもならほとんど手を付けないかオードブルだけの機内食。今回はKQでもそこそこ食べたのに、またSQでも少し食べた。デザート美味しかった。
朝食の時、眠っていたらどうしましょうって、聞きに来てくれた。もしも眠っていたら放っておいてください。シンガでは1時間ほどの予定だったから、すぐまた朝食がでるはずだしね。でも、乗り継ぎは大丈夫なんだろうかぁ、何もいってこないけれど。あとで聞いてみようかなぁ。
9月14日 TUE
あまり眠れないまま時間が過ぎる。今6時過ぎ。パスルを解いていると眠くなるのだが、寝ようとすると眠れない。でもまだ外は暗いまんま。もうすぐ明るくなるのだろうけれど。
シンガ到着20分ほど前、綺麗な朝日が。
ほぼ定刻通り到着することが出来た。ドュバイを40~50分遅れででたのに、取り戻せたみたい。よかった。
5年ぶりのチャンギだったが、ドュバイからの便が端っこについたのと、香港への便もその隣のゲートから出るのとで、デューティ・フリーのある方へは行かないで、そのまま搭乗ゲートに進んでしまった。荷物もあるし、ほかの買い物をするわけでもないし、まっ、いいか。
キャビン・クルーはすでに全員そろっていたが、今コックピット・クルーが来て揃って機内に移動した。これは、定刻に出るのかなぁ。
それにしてもSQのアメニティ・グッズのお粗末なこと。オーバー・ナイト・フライトなのにソックスとアイ・マスクだけなんて、こんなの、エコノミーでもくれるんじゃないの。それに、慣れてるせいか、私にはCXの方がサービスも行き届いている気がする。
若干遅れで香港到着。トランジットの手続きで怒鳴りたくなった。待たされたあげく、私の番になったとき、知り合いの人が来たらその人を先に手続きするの。英語が分かれば怒鳴ってやったのに。
ANAのラウンジでしばらく休憩。CXのと違って静かでよかったが、お酒を買いたかったので早めに出る。例によってしつこい勧誘に惑わされないように気を付けながら希望のブランドのコニャックを買い求める。
ANAが飛び立ったらホッとした。ナイロビから離れるのはつらいけれど、香港を飛び立つと、いつもながらホッとする。いつもはCXなので今回初めてANAを使ったが、感じがよかった。トランプをくださいってお願いしたら、「お子さまへのお土産ですか? 」って。思わず、ハイって答えてしまった。(^^)V
そうしたらご親切に飛行機のおもちゃもくださった。これは涼君へのお土産にくわえよう。
機長のアナウンスでは関空は雨が上がったって。出発日も帰着日も雨なんて。ほぼ定刻に着きそうだけれど、やっぱり予定どおりホテルに泊まろう。
荷物が出てこない。なんで。。。とうとう最後の乗客になってしまった。でも機内持ち込みのキャリーとデューティ・フリーのバッグを持っているものだから、係の人は私はもう荷物を受け取っていると思って帰っていきそうになるから慌てて呼び止めた。
残っている荷物を確認してもらっている間に未着荷物の手続きをはじめる。その間にももう一人の係の人がPCの端末をたたいたり、なんやかやとしてくださっている。そして用紙の記入が終わった頃には、ドュバイに荷物が着いた形跡がないことまでは判明。
ということは、ナイロビに残っているの!?
ともかく調査していただく結果待ち以外、する事はない。スーツケースの鍵を預け、コンビネーションも教え、係の人と一緒に税関へ。誰もいなくなってがらんとしてる。2・3の質問に答えて通過。
ロスト・バゲージのおかげでホテルのチェック・インが遅くなった。P-さんとの約束の時間に近づいている。まず家に電話し、それからヘロンにしよう。しくじった。ヘロン・コートの番号、持ってない。慌ててオペレーターに頼んで調べてもらう。
44号室、と言ったとたんにP-さんの声が聞こえた。電話のそばで待っていてくれたんだ、約束どおり。無事に着いたことを告げたら喜んでくれた。でも荷物は無事じゃなかったの。P-さん「MyGod! 」て言ってそのあと沈黙。でも気を取り直して、「でも、E-chanが無事に着いたから大丈夫。お父さんとお母さんには、そのこと、嬉しいでしょ? 」って言ってくれた。そう、確かに私が無事に戻ることがまず大事。でも、荷物も大事!
特別付録
9月18日 FRI
夜9時前になって、荷物が我が家に届いた。
なんと、ドュバイで降ろされずに、そのままカラチまで積んでいかれていたのだ。あの手書きのタグの欄外記入がいけなかったんだ。
でも全日空の方がとてもよくしてくださって、壊れたものも無くなったものもなく、無事我が家に届いた。
早速P-さんに知らせなければ。