スワヒリ語教室

ことわざ集・ Mで始まることわざ


Macho hayana pazia
目にはカーテン(目隠し、被い)はない
"壁に耳あり、障子に目あり" のことかなと一瞬思ってしまうのですが、微妙に違うようで、「見てしまった私が悪いのではない、見せた/見られたあなたが悪いのだ」というような意味だそうです。それって、開き直り? (^o^)ハハハ
Maji ya moto hayachomi nyumba
お湯では家を燃やせない
どんなに熱いお湯でも、家を燃やす力はない。解釈は微妙。
Mali mengi adui wengi
財産たくさん、敵たくさん
世界中どこでも同じ。金が敵の世の中でしょうか。
Mali ni ngazi, utakapo hupanda
財産はハシゴのようなもの、望めば上れる
望みを持って事に当たれば叶う。
Maneno makali hayavunji mfupa
きつい言葉は骨を砕かない
悪口雑言を浴びせられたところで、骨を砕かれるわけではないから、無視してろ、、、という意味だそう。
Maneno makali yavunja mfupa
きつい言葉は骨をも砕く
上とは全く正反対の意味。
きつい言葉は骨を砕くに等しく相手を打ちのめすのだから言ってはならぬ。つまり、上は言われた側へ、下は言った側への言葉。アフリカの知恵。
Mapaka wengi hayagwii panya
沢山のネコで1匹のネズミを捕まえることは出来ない
つまり、船頭多くして船山に上る。
Mavi ya kale hayaachi kunuka
古い糞も臭いはやまない
やっぱり人間は執念深い。
「赦すことをしれ、己のために」といったのは、アウレリウスだったか?
Mchagua jembe si mkulima
鍬を選ぶ人は農夫ではない
弘法筆を選ばず。
Mchele mmoja, mapishi mengi
お米は一つ、調理法はたくさん
人それぞれに得意なものがある、という意味だそうです。
Mchuma juani hulia uvulini(kivulini)
炎天下に収穫する人は日陰で食べる
厳しい条件下で仕事をしてこそ、あとの喜び、利益がついてくる。
何事も努力をしてこそ花も咲けば実もなる。
Meno ya mbwa hayaumani
 犬の歯は傷つけあわない
恐ろしげに並んだ犬の歯も、互いを傷つけあうことはない。
でも人間同士は、愚かにも戦い傷つけあう…
Mgeni siku mbili, ya tatu mpe jembe
客扱いは二日間、三日目には鍬を与えよ
新しい環境に入っても、いつまでも「お客さん」でいてはいけない、いさせてはいけない。
慣れること、つまり「すること」の大事さを説いているとか。
Mgonjwa haulizwi dawa
病人は薬を尋ねられない
病人は、薬を飲むかどうか尋ねられることはない、ただ与えられて飲む。
友が困っているのなら、そしてあなた自身が助けてあげられる力を持っているのなら、援助が必要かどうか聞くのではなく、助けてあげなさい。
Milima haikutani lakini binadamu hukutana
山と山は出会わないが人と人は出会う
私の一番好きなスワヒリ語のことわざです。意味はこれ以上言うこと無し。
Mke ni nguo, mgomba kupalilia
妻は衣装次第、バナナの木は手入れ次第で美しい
バナナ畑は茎の皮や葉が剥がれ落ちていてかなり見苦しいものです。
そんなバナナ畑も手入れ次第で美しくなります。
このことわざは、何か成果を望むならば、やるべきことをきちんとしなければならないということを教えています。
Moja ya mkononi yashinda mia za mbali
手の中の一つは遠くの百に勝る。
絵に描いた餅は美味しくないし、捕らぬ狸の皮。。。
モクモク((( (-h-) )))モクモク・・・☆、。・:*:・゜`★ ドロン♪
Mpanda farasi wawili hupasuka msamba
2頭の馬に乗る者は股を引き裂かれる
二兎を追う者は一兎をも得ず。
Msafiri kafiri
旅人は不信心
旅人というのは、様々な状況におかれるので、本来なら自身の宗教的な制約からできないようなこともしてしまうことがある。
それって、旅の恥はかきすてってこと?! いかんでしょう!!
Msafiri ni aliye pwani
旅人とは海岸にいる人
確実に旅に出る人は、彼が利用する乗り物の乗り場にいる人。
つまり、何事も早くに準備しておけということだそうです。
Msasi haogopi miiba
 狩人は棘を恐れない
何事をするにも、困難や危険はつきもの。
恐れていては何もできない。
Mshoni hachagui nguo
仕立屋は服を選ばない
これは、「弘法筆を選ばず」ではなく、紺屋の白袴という意味らしい。
Msi wake ana Mungu
自分のための(手伝ってくれる)人を持たない人は神を持っている
他人をあてにしない人は、神様をあてにする(神によって助けられる)。
オリンピック・ゲームでは、有名選手がしばしば神に祈りを捧げているよね。
多くの日本人にはピンとこないけれど。
Mtaka yote hukosa yote
すべてを望むものはすべてを失う
高望み、欲深いことは戒められるものです。
政務調査費のネコババなんて、最たるものですよ。
Mwana wa nyoka ni nyoka
ヘビの子はヘビ
蛙の子は蛙。書くのも恥ずかしいぐらいそのまんま。
Mwanzo wa chanzo ni chane mbili
 ゴザを編む始まりは二筋の編み紐
大きなゴザも、編み始めは必ず二本の編み紐から始まる。
千里の道も一歩から。
Mwanzo wa mkeka chane mbili
  ゴザの始まりは二筋の編み紐
Mwanzo wa chanzo ni chane mbili と同じ意味
Mwelevu hajinyoi, akijinyoa hujikata
賢い人は自分で剃らない、自分で剃ったら自分を切る
利口な人、あるいはずるい人は自分で剃ったりしない。自分で剃ったら、きれいにならないどころか傷つくのが関の山。
知ったかぶりなどしないで、詳しい人に任せておけとでも言うところかな。
Mwenye haja ndiye aendaye chooni
尿意・便意のある人が便所へ行く
ちょっと言葉がモロですねぇ。(^^ゞ
問題を抱えている人、何かを望む人、その人自身が動かなければいけない。
つまり人をあてにしても物事は解決しないのです。
Mwenye kelele hana neno
大騒ぎする御仁は問題がない
吠えるは噛まぬというところでしょうか。
Mwenye kisu kikali ndiye alaye nyama
鋭いナイフを持った人こそが肉を食べる人
備えあれば憂い無しってこと? ちょっと違うか?!
Mwenye macho haambiwi tazama
目を持っている人は見ろとは言われない
物事をきちんと見ていない人、或いはきちんと見ようとしない人、知ろうとしない人が、ちゃんと見なさいといわれる。
Mwenye shoka hakosi kuni
斧を持った人は薪を欠かない
これもやっぱり、備えあれば、、、、。

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