カンガ
カンガというのは、東アフリカの女性の伝統的な衣装の一つです。
衣装とはいっても、その実態は1枚の布。服の形に仕立てたものではありません。
同じ色柄のもの2枚が1組になっています。
それを様々なスタイルで体に巻き付けて着るのです。
そして、カンガの特徴は、そこに書かれた様々な言葉です
カンガとは
カンガは普通、二柄分、つまり一組分が繋がった状態で売られています。それを買って、仕立屋さんというか縫子さんのところに持っていって、端ミシンをかけてもらいます。そんなときにも、縫子さんたちはまずカンガに書かれた言葉を読んで、お客さんとひとしきり盛り上がります。
カンガと同じような布に、キテンゲとキコイがあります。
カンガが1枚1柄のパネル柄なのに対し、キテンゲは連続した模様の場合が多いです。そして、多くの場合、ドレスの形に仕立てて着られるようです。
キコイは、縞柄のものもあり、海岸地方の男性が腰に巻いていたりします。最近は絞り染めのものや、とてもおしゃれなプリントのものも多く出回っています。
どれも東アフリカのおみやげとして喜ばれるものの一つです。
ナイロビには、キコイで作ったバッグやサンダル、ドレスなどを専門に扱うお店もあり、観光客よりは在住の外国人でにぎわっています。
東アフリカを映したTV番組などで、きっと皆さん知らないうちに三種類全部をごらんになっていると思います。
カンガが欲しい!
カンガが欲しいなとお思いの方にお知らせです
アフリカ理解プロジェクトでカンガの販売をしています。
カンガの他に、ショールやポストカードもあります。
アフリカ理解プロジェクトで販売するすべての製品の収益は、アフリカの未来を担う女子奨学生支援、およびアフリカ理解促進のための活動に使われています。
アフリカ理解プロジェクトの本
私もほんの少々ですが制作のお手伝いをしています。
中身の濃い、とても素敵な本です。